今朝の地元新聞や発売中の地元経済雑誌にも書いておりましたが…
旭川市の動物愛護センターが移設されるというお話。
『全国区の人気を誇る旭山動物園を擁する旭川市がこんな劣悪なペット状況でいいのか』とかなり前から市議会で討論されていた。
現在の『動物愛護センター』は名ばかりで正式名称は『嵐山犬抑留所』という。
名前がすべてではないけれど、築40年の老朽化といやなものは郊外へという感覚で旭川市内の山奥に設けられている。
ここで処分されたは昨年度
47匹470匹とのこと。
今回旭川市がモデルケースにする自治体が『熊本市愛護センター』である。
何度かで特集が組まれているのでご覧になった方もいると思うが、同市は
『命を守る』というコンセプトのもと
嫌われても引き取り拒否
市民との協力
新たな飼い主を探す
という3点を掲げて『殺処分ゼロ』を目指してきた。
そして、市職員の努力と市民の協力もと生存率はトップレベル
熊本市のホームページを見ても飼い主募集の情報が動物たちの写真付きで掲載されており、また譲渡の前にはきちんとした『譲渡前講習会』というのも設けている。
以前テレビで見たときには、市の職員がペットショップに出向き、殺処分の現場のVTRをスタッフに見せて、安易な販売と安易な繁殖をやめるように促していた。
今回の『動物愛護センター』の移転先は旭川市内の街中である。
街中に移す背景として市民の利便性をあげている。
そしてただ収容するだけではなく、市民レベルでの愛護精神の啓発があるようだ。
旭川市議の室井や○お議員の言葉を『メディア旭川2月号』から抜粋する。
旭山動物園が日本一の動物園とさかんに呼ばれ、日本一を標榜しているのも関わらず、ペットがこんな劣悪な環境に置かれていていいのか。一度飼ったら天寿を全うするまで自分たちの責任のもとに飼い、いわゆる動物愛護精神を市民がしっかり持てるような普及啓発ができるようなセンターの早期実現を願ってやまない。
そうです。売る側の意識もしかり。飼い主の意識もしかり。
旭川市がまた熊本市のようにモデルケースになれるよう、動物に携わっているものとして協力していきたいと思う。
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