ブータン国王のお話にボディートークをみた

昨日、何気なくニュースを見てましたら・・・
(nayoはいつも何気なく見ている@
ブータン王国のワンチュク国王夫妻が日本にいらしてますね。

ブータンという国に興味を持ったのは以前『世界ふしぎ発見』でやっていたから。
国民の95%が幸せだと答える国。そこに某国のような閉鎖的やマインドコントロールのようなものはなく、国の政策も『他国の最先端の技術や物を取り入れても、先人が築き今まで受け継いできた文化のなかに幸せを見出せなくなったら、そして何より国民が幸せだと実感できなければ近代化の意味はないということ』を信念に貫いてきたそうです。ステキ

話を昨日にうつしまして・・・
福島県相馬市を訪れ、犠牲者を追悼し、被災者を励まされたとのこと。
そして子供たちに『龍』のお話。

皆さんは『龍』を見たことがありますか?
私はあります。
『龍』は一人ひとりの心のなかにいます。
私たちは「人格」という名の『龍』を持っています。
『龍』は私たちみんなの心の中に居て、「経験」を食べて成長します。
だから、私たちは日増しに強くなるのです。
そして、感情をコントロールして生きていく事が大切です。
どうか自分の『龍』を大きく素晴らしく育てていって欲しい。

fbhutan

↑ブータン王国の国旗

そうなんですよ。ここで重要なのは『経験』と『感情のコントロール』

人は(動物も含む)生きていく上でいろんな『経験』をします。
きっとその『経験』を食べて、自分たちの心の中の『龍』は成長するのですね。
でも食べっぱなしではダメなんです。
その『経験』を生かしつつ、決して『経験』に甘んじることなく・・・なんです。
『前回OOだったから、今回もOOに違いない・・・だからやらなくても同じだ』
『どうせ毎回OOだから出来るわけがない』
逆に『前回もOOだったから、今回もそうにちがいない』などなど。
いいイメージを持つことは大切ですが、それをコントロール出来なければ意味がありません。

生きていく上で『経験』をすることによって貼られていく『信念』は自分をがんじがらめにしてしまいます。
その『経験』も人によって感じ方が違うように…
パン一つを分け合うことを歓びと感じる人と
パン一つすら自分で独占できないと嘆く人と・・・
両者ともその経験の『思い』が『龍』の成長する糧になるんですよね。
また両者とも正解とは言えません。
一見正解と思える、パン一つを分け合うことを歓びとする人はいつしかそれが『信念』になって『分け合えない人』を批判することにもなります。
なので、コントロールが必要になってくるんです。

今回の震災で過去の経験が生かされたこともありましたし、逆に過去の経験がアダになったこともありました。
(毎回津波警報があっても大したことないから…)
・・・難しいですが、自分の中の『龍』を決して暴れ龍にすることなく上手に育てていく。

先月に受けてきたボディートークのモジュール3というのも『意識』という概念の勉強でした。
自分が経験を通してに積み重ねてきた『信念』をフラットにして物事を見るというセミナーです・・・簡単にいえば

「ブータンが日本人と共にあることを伝えたかった」
「私たちが相馬市を訪れたのは、この7か月間、テレビで震災による皆さんの苦しみを見てきたからです」

祈りをささげてくださるシーンがありましたね…

震災後祈りをささげよう…といろんなところで犠牲者の方、被災者の方に祈りがささげられたと思います。
『祈りで人が救えるか!復興が出来るか!』という声も聞かれてきました。

祈りで震災をなかったことにすることはできません。
震災復興に必要なお金が降ってくるわけでもありません。
でも祈りが人の心を救い、人を奮い立たせ、復興の力に変わるかもしれません。

先日来日されたダライ・ラマ法王や、このワンチュク国王夫妻の心の徳を感じることが出来たなら、日本もまだ頑張れる(顔晴れる)氣がします。

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