一つの命と添い遂げる

これは、まだワンズ・ハーツができていないころからお友達の
Kumiさんのお話です。

Kumiさんちにはラブ・ハッピー・かりんという三匹のわんちゃんがいます。
北海道のかなり南の方に住んでおり、一度だけぢょん・ちゃこと家族で函館に行った帰りにお会いしました。
あれは何年前だっけ?7年前くらいかな?
そのころからつい最近までのKumiさんは少しココロが弱くって
見守る私もハラハラドキドキしてました。

今年の5月、初めてラブちゃんのBodyTalkをしました。
『食欲がないから・・・』ということでした。
その前に口の中に腫瘍ができていて、それを取り除く手術をして・・・
しばらく食欲はなく・・・でもまた飼い主さんが心配して全身麻酔の検査
それで何でもなかったとのことでの依頼でした。
この時のセッションはコチラ

わんちゃんのBodyTalkセッション

その後ご飯は食べるようになり、安心していたのですが、
二度目のセッションの際

気を遣って食べている感じがした。
今まで以上に飼い主とのつながりを試みたい。
それはラブちゃんのやり方で。

その後、ラブちゃんに骨肉腫という診断が下されました。
ちゃこと同じ頭部の骨肉腫

大学病院での診察は『手術しかない。でも手術をしたら顔半分なくなる』
という厳しいものでした。
私も相談を受けました。
これがラブちゃんが言っていた自分のやり方での飼い主との絆の試しなのかと。
私はちゃことの経験上のお話しかできませんでしたが
『もし手術をしてどれくらい一緒に居れる時間が延びるのか?』
『短期間に全身麻酔三回も受けさせるのは酷ではないか?』
『手術をしてもそんなに変わりはないのなら、自然療法で試してみてはどうか?』と。
言うのは簡単です。
そこでちゃこと違っていたのは『肺転移』してなかったということ。
ということはまだ時間があります。
それがラブちゃんの家族の絆なら答えてあげてほしい。
そう願ってみました。

Kumiさんご家族は決断をするために相当悩みました。
ほかの病院を当たっても大学病院の方針は絶対で
それに従わない飼い主の依頼は断られ続けました。
『手術をしない飼い主は飼い主失格なのか』
そんな相談も受けました。

でもKumiさん、ご自身で受け入れてくれる病院を探し出しました。
東洋医学の治療もしている動物病院です。
鍼や整体マッサージ、食事療法で今頑張っています。
(あ!ホモトキシコロジーも使ってます。
相談に乗ってくれ工藤さんありがとう!)

病院まではかなりの距離を車で移動されます。
でもそのたびに『ちゃこちゃんがついてきてくれてるさ』と
車のNo.の写真を送ってくれたり、病院に行った都度報告してくれます。
病院の帰りワンコ三匹と一緒に北海道神宮を参拝するのが恒例になったそうです。
そこにはつい最近までココロ弱かったKumiさんはいません。
生きようとする命と真っ向から向き合っています。
Kumiさんがご自分で納得のいく病院をみつけた執念。
私にその執念があれば…と何度となく思いますが
いつもそこでちゃこに叱られる(笑)

末期の病状になり、手術を選択するかしないか・・・
それは飼い主さんの判断です。
手術をしないのがいい選択だとは言いません。
ただ・・・

動物は『今を生きています!』

Kumiさんのブログ
今日もワンコは元気です

Kumiさんが頑張っているラブちゃんを誇りに思うように
私は頑張っているKumiさんが誇りです。

ちゃこもそばにいると思います。
奇跡が起こることを祈っています。

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