『命の選別』愛犬の安楽死を経験してのアニマルコミュニケーターの考え

『安楽死』なんて絶対反対です!

ってmixiに書いて炎上した15年前・・・若かったな。

なぜ反対かっていうと、まだぢょん・ちゃこと信頼関係が成り立っていないと自分で感じたから。
命を預けてくれるという自信があたしになかったから。
でもあたしに『安楽死』というテーマがあるとするならば、ぢょん・ちゃこのどちらかが身を挺して教えてくれるだろう。
そうも思っていました。

そして、ちゃこさんは骨肉腫のため安楽死を選択しました。

どっちがちゃこかミニィかわからなくなる・・・

ま、ミニィはミニィか。

何でこの話をするかというと、『命の選択』発言で物議をかもしているあたしが尊敬している大西つねき氏の発言だからだ。

去年・今年と大西つねきさんを旭川に呼ぼうとしている主催者として、この炎上している件に触れなければいけないと感じたから。
全く知らない人はなんのこっちゃと思いますが、いち早くこの件を知って講演会のキャンセルをした方も多数いらっしゃいます。

つねきさんは毎日20時にyoutubeを発信していました。
リアルタイムでは見れないけど、次の日の朝『朝活』と称してみるのがつねでした。つねきだけに。

『命の選別』発言があった回も見ていたのですが、納得するものだったし今回の炎上は切り取りされたものなんだけどな・・・とも思います。
が、例え切り取られたとしても『発言』はそうであったので、命の選別をする政治家・・・そう思われても仕方ないのだと思います。

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あたしはペットロスの勉強会で『死生観』についてお話しています。
命あるものは生まれたときから死に向かっている。
100%避けられないもの。それは死である。

その前提がまずあって、死後の世界の話もします。

なので、肉体は滅びても魂は永遠で、肉体が滅びたからこそ一緒にいられる。そう言って彼女は旅立ちました。

骨肉腫という病気は突然痛みに苦しむことがあるそうで。
腫瘍があっても食欲はあるし、よたよたではあるけれどお散歩にも行けたし。このままあたしもパワーで治してみせる。そう思っていました。

が、そんなに簡単なものではなく、突如全身の痙攣がちゃこを襲い、何度も痛み止めのモルヒネを打ち、何をやってもその痛みに苦しみ悲鳴にも似た鳴き声と痙攣が止まらなかった彼女をみて安楽死を決断しました。

あたしは嬉しいことに動物とお話ができるということでお仕事をさせていただいていますが
ずっとちゃこと会話をして『頑張れる!まだ頑張りたい』
と言う言葉から
『もう頑張れない』といわれたとき、どうしていいのかわからず、その「動物と話せる能力」を疑いました。この聞こえた声は正しいのだろうか…と。

でも悲鳴を上げて苦しんでいる彼女が、注射をしていびきをかいて笑顔になって眠ったとき、判断は間違ってなかったと確信しました。

そして亡くなった今、8年経っても彼女はあたしのそばにいてくれています。

あたし個人としては

生きる権利もあるけど死ぬ権利もあると思っています。ただその権利が正しいかどうかはわかりません。

例えば車にひかれてもう助からないという命を、なんとか手術で一命をとりとめた。
でも首から下は不随になりご飯も自分で食べられない状態で。
毎日病院に通院する場合
助けてくれてありがとう
なのか
それとも違う答えなのか。

助けて命を救ったと思うのが自分の正義なのか
命を救ったから後は頑張って。なのか。
生きているならどんな状態でも生きがいを見つけてあげることが果たしてできるのか?
(そんな状態の中動物とお話してもいろんな答えがあります。助けてくれたお礼としてこの状態でも飼い主のために頑張るという子もいます。)

ただ生きていることが正しくて
死ぬことが間違いあるいは負けなのか。

これは永遠のテーマではあるけれど。

こんな状態で生きていたくない
と思って
選択できる『死』が幸せなのか?
『生きているだけで価値がある』その先に万が一の光があるならなんとしてでも生きさせるべきが幸せなのか。

答えはでないけど、出ないからこそ正しい、間違いは存在しないと思います。

でも今の世の中は生きることは正しい。死ぬことは間違いになっている。

一つのボーダーラインとして死ぬことを許可してしまったら、自殺者も増えてしまうのでそれは困る。

だから生きていることが楽しいと思える社会にしなくてはならない。それは自分の力だけではなくてやはり政治も介入しなくてはならない。

そして、魂は永遠というスピリチュアルな世界も。

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あたしの講座はあたしの考えや体験談をお話しするので『私はそうは思わない』という感情はとても大事だと思います。

『私はそうは思はない』という感情は自分とは違う考えを聞いたから。
それは『今はそうは思えない』かもしれないけど、なんかの時に
『そういった考えもある』のヒントになればいいなと思います。

あたしも大西つねきさんが放つ言葉のすべてが正しいと称賛するわけではありません。

『でもこんな考え方もある。ここは自分とは違う』

セミナーや講演会なんていうものはすべて正しいと思ったら洗脳でしかありません。

その機会を自分から得るかどうかだと思います。

てなわけで・・・

つねき頑張れ!
大西つねき講演会in旭川募集中です。

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2 件のコメント

  • 安楽死…私も経験しました。30年も前の事ですが今でも忘れません。正解か間違いかホントに分からないですよね。
    生かされてる限りいつも選択することの連続だと思います。
    色んなお話しを聞いてその選択肢が増えたら良いと思います。

    • 由香さん
      難しいブログにコメントありがとうございます。
      そう。いろんな意見があるのだから、同感できる、そうではないを判断すればいいのにね。
      嫌なら距離置けばいいだけの話。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    元理美容師、化粧品研究開発・製造工場の工場長を経て化粧品開発経験者のオーナーが処方する家族(愛犬)のためのヘア&スキンケアを担当。 アニマルコミュニケーションやそのほかの自然療法勉強中のnayo。 開店準備から現在のつぶやきまで。すべてがはじめての奮闘記です。 ワンズ・ハーツは動物たちが過ごしやすくなるためのお手伝いをいたします。