最近、夜になると
猫のトムが枕元に来る。


後ろの障子が破れておるのはすべてこいつらのせい

可愛いから許さざるを得ない
こいつらはなよさんに甘えるのをお互いに見られたくないらしい。陰では甘々ちゃんのゴロゴロなのに、2人でいる時にはスンとしてる
さて先代猫のトトくんならよくきてたんだよね枕元
だからこの時、トトが乗り移ってると思う。
特別なことをするわけじゃなくて、
ただ、そこに来て
ゴロゴロ言いながら丸くなる。
でも不思議なことに、
そのゴロゴロが
耳じゃなくて、後頭部に響く。
みんなのゴロゴロが後頭部に響くわけぢゃない。トムのだけ。
音というより、振動。
もっと言うと、
頭の奥で「共鳴」している感じ。
後頭部が
じわ〜っとあたたかくなって、
枕に、
とろ〜ん…と沈んでいく。
まるで
「もう力を抜いていいよ」
って言われているみたいに。
考えごとも
反省も
明日の段取りも
そのゴロゴロのリズムに
溶けていく。
後頭部って、
普段あまり意識しない場所だけど、
たぶん
一番無防備で、一番ゆだねている場所。
そこに
猫の一定のリズムが触れると、
身体のスイッチが
すーっと切り替わる。
頑張るモードから
ゆるむモードへ。
整えようとしなくても、
整ってしまう感じ。
猫はたぶん
「癒そう」と思って
やっているわけじゃない。
ただ、
そこにいるだけ。
それなのに、
人のほうが勝手に
整ってしまう。
あぁ、これが
動物と暮らすということなのかもしれないな、
なんて思う。
今夜もたぶん
後頭部から、
とろ〜んと溶けていく。
枕に埋まりながら、
「あ、今日もちゃんと生きたな」
って思える夜。






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