犬と暮らす~守ってあげる

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毎週火曜日の夕刊『北海道新聞』に掲載されている小説家の『唯川 恵』さんのコラムがあります
雌のセントバーナードと暮らす唯川さんの今日のコラムは読み終えたあと涙ながらに思わずぢょん・ちゃこを抱きしめに行ったというお話。

『犬と暮らす』~守ってあげる~

雌のセントバーナード犬を飼い始めてから、もう9年余りが過ぎた。
我が家にやっていた頃は太って、コロコロしていてまるでぬいぐるみのようだった。
犬舎に引き取りに行ったとき、隅で小さくうずくまり、私を見上げた目に涙がいっぱいたまっていたことから「涙(ルイ)」と名づけた。

~中略~

久しぶりにたずねて来る友人たちは白髪やヨロヨロを歩くルイの姿を見て
「ルイもおばあちゃんになったね」と寂しそうな顔になる。
若かった頃のパワフルなルイを知っているからだ。
だが、私は違う。

ルイが我が家にやってきたとき、ブリーダーの方から言われた。
「この犬種の平均寿命は7歳くらいです。だから大切に育ててあげてください。」
私はうなずいてから、ルイを抱き上げて、耳元でルイにだけ聞こえるように言葉にして誓った。
「長生きしようね。私が守ってあげるから」

だから平均寿命を超えて頑張っているルイが、私には誇りに思える。
人と同じように、年老いても喜びや幸せが犬にもある。そうルイが思ってくれるような老犬の生活をさせてあげたい。

一日一日を懸命に生きるルイの姿が、私にも勇気を与えてくれる。
きっと、あの時、ルイも私に誓ったのかもしれない。
「私もあなたを守ってあげる」と。

2010.7.6 北海道新聞 夕刊/文:唯川 恵

私はこれを読んでウルウルな目でぢょん・ちゃこを見つめ、満面な笑みで見つめるぢょん・ちゃこに駆け寄った

二人を抱き寄せ「守ってあげ・・・」

ちゃこはするりと私の手をよけて・・・ぢょんのゴハンどんぶりに顔を突っ込んだ
ぢょん・・・ゴハンを食べ残していたのだ。
満面な笑みは「食べていいよ」のサイン待ちだった。
ウルウルなんてあきれて吹っ飛んだ

その後、ちゃこを呼びつけ「あんたね、おね~ちゃんがあんなに感動して抱き寄せたのにゴハンって・・・」という叱責の途中でゲップ

こりゃ大物に育ったもんだ。

ぢょんはこの秋10歳。
ちゃこは8歳。まだまだ逸話を残してくれそうで楽しみです。

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4 件のコメント

  • あはっ・・
    読んでて・・正にうちと同じ・・。(笑)
    わんこものの本とかTV見て、感動して
    思わずあいつらを抱きしめようとすると
    いつも、こんな感じだよね。
    自然体、いつもありのまま・・守り守られているんですね・・。

  • なんでいつもこうなんだろう???
    6日のブログで書いた絵本が昨日届いて…..その内容が↑とほぼ同じなんです!
    今日、ブログで「 そっと いちどだけ 」をアップしようと思って途中まで書いたら、写真がいっぱいになっててアップが出来なくて、あ~あなんて思ってnayoさんのブログ見たら、ビックリ
    「 あなたをまもるのがわたしのしあわせ 」なんですよね。

  • ぞうさん
    コメントありがとうございます
    今回はね、けっこうウルウルで抱きついたのに。
    ちゃこさん、最近呼吸の激しい事が多く、この時もハアハアスゴくてね。こっちにしたら『もう8才だし…』と思う事があり
    でも、この時のハアハアは『ぢょんの残したご飯食べたいから早くOKを』のアピールだったのですよ
    全く、天真爛漫というか…ちゃこさんのような生き方を見習わなくちゃと。
    ぢょんは忠実なので、私のハグを一人ぢめでした(笑)

  • ハートママさん
    コメントありがとうございます
    良かったのですね
    やっぱり本能でなくても学習し受け継がれている思いというのは、脈々とその類のものには流れているのでしょうね。
    盲導犬になるべくして生まれたちゃんたち。
    飼い主と共に生きていくと決めた動物たち。
    そんな思いが動物たちにはあるのに、なぜ人間はそういった思いを感じなくなったのか…
    動物たちの言葉は理解できなくても、せめてキラキラの笑顔から彼らの『無償の愛』を感じられる人間でいたいです

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