『ザ・ノンフィクション600回記念
老人と放射能~FUKUSHIMA~』
っていうのを見ました
ググってみるとフジテレビで1月に放送されていたらしいのですが、うちで録画したのが2/3の深夜でした。
しかもフジぢゃなくて・・・
それをさっき見たんですよ。
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福島県の浪江町に住む80歳の川本年邦さん。
『しま』というわんこと二人暮らし。
取材は東日本大震災が起こる一年前からはぢまっている。
川本さんの宝物は、17歳のときに、戦争で焼き出された子どもたちを楽しませようと買った電気紙芝居。
「人のために」が信条の川本さんは、子どもたちのために自宅を無料開放し、定期的に上映会を開催。
給料をすべて注ぎ込んだらしい。
27歳で結婚。二児をもうけるが、その後も『家族よりも人のため』だったのか
自宅を子どもたちのために開放し続ける。
奥さんはというと
「神様のような人についていくのに疲れました」
結婚20年目に、書置きを残していなくなったみたい。
その後、長男一家と同居するもうまくいかず、老後のためにとためておいた財産を持って…
68歳のとき浪江に移ってきた
そのころの夢は、浪江に「子どもと老人の楽園」を作ること。
手はじめに地元の子どもたちに児童書を寄贈すると、それがメディアで紹介され、ほどなく子どもたちのための活動を行っているというNPOの女性代表が訪ねてきた。
そのNPOの活動はまさに川本さんの目指すそのものだった。
川本さんは賛同し4000冊の児童書を寄贈。
その後、彼女にお願いされると活動資金を貸し続けた。
遺言書もNPO名義。東京ドーム一つ分の敷地・・・
NPOは傷害事件を起こして認可を取り消され、代表は姿をくらました。
総額2430万円。
『途中でおかしいと思わなかったか?』の取材クルーの質問に
『それでも時々送られてくる活動の新聞や、子供たちのお礼の手紙が添えられていたから…』
と。
『年金のみで生きていく』という信条を立て板に書き、
宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を写経のように書き写す。
基本は自給自足。水道・ガスは引かず湧水と薪に頼る。
そばにいるのは12歳になる『しま』
春になり、畑にまく肥料を買いに町に下りてきた。
川本さんの現金収入は、月4万5千円の年金のみ。
郵便局で一万円をおろす。
町のホームセンターで買い物をする。
『しまのために』とお店で一番安いジャーキーを買う。
買い物を終えた川本さんに取材クルーは尋ねた。
『いくらかかりましたか?』
『結構かかったよ~』
見せたレシートの金額は・・・
2,222円
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内容的にはそれから地元の小学生のために電気紙芝居を復活させ…ってところなんですが、あの震災が起こり・・・です。
川本さんにとっての家族は『しま』ちゃん。
わずかな年金暮らしの中でもジャーキーを買ってあげる。
安いジャーキーでもいいぢゃない。十分です。
だって、犬は今の状況がすべてだって思ってくれるんだもん。
貧しいながらも寄り添っていることでそれが幸せだって思えるんだもの。
都会の高層マンションで、着飾って暮らす犬をうらやむことなく・・・
しまちゃんは幸せなんだ。
そしてね・・・
なんでもお金お金っていう世の中にnayoもちょっとうんざりしていたところにこの番組だったんで、やっぱし見ることに意味があったんだよなぁ~と。
なんでも『お金はエネルギー』っていうことではなくて、させていただいたこと
(たとえばボディートークのセッションとか、Reraの寄贈とか)に対して『ありがとう』の言葉だけでも十分エネルギー交換になっているんだと思うんですがね…
だからお金が廻ってこないんだよ…とよく言われるんですけど…
この番組にもちゃこのメッセージが込められていたので、私なりに解釈しようっと・・・
2/11にホメオパシーのむうさんが家に来てくださって、おに~ちゃんと三人で
『熱血!自然療法について語る会』をしていて、そんなお金の話になったので・・・
その話はまた明日。
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