ななちゃんが家に来て、お散歩ができるようになってから近所で声をかけてくれるおぢさんがいた。
こんなんでもお散歩嫌いではない。
もうすぐ家だよーってところにおぢさんの家🏠がある。
正確にはおぢさんの家ではないみたい
それだけ情報が少ない、ただ声をかけてくれるだけのおぢさん
そんなおぢさんにななちゃんはすごい懐いて、お腹まで見せてヘラヘラしていた。
朝と夕方の散歩、遠くからおぢさんの姿を見ると足取りが速くなったり、おぢさんがいなかった時はそこの玄関で立ち止まってずっと待っていたりする。
それだけ大好きなおぢさん
お盆前、いつものようにお散歩で声をかけてくれたおぢさん
「もうななちゃんとお別れなんだー」
「避暑に来ていたのですか?また春になったら…」停まっていた車は名古屋ナンバーだったのでそう思ったのだ
「いや、もうこれないと思うんだ…療養に来てたんだよ」
「え?」
「ななちゃんはまだ若いから頑張るんだよ!ありがとうね」
「…」
それからお盆が過ぎ、朝晩も暑い日が続き、いつもの時間にお散歩できなくなり。
なんだかお別れが近いことを悟り、おぢさんに会えるように祈りながらお散歩へ。
おぢさんがいた!
「もう会えないと思った!今日が最後だと思うんだ。会えて嬉しいよ」
「また北海道に来ることを目標に頑張ってください!待ってますから」
なんかさ、素性も知らず、あえて写真も撮らず、病状もきかず、連絡先の交換もせず…なのだけど、なながこれだけ心を許すってのがすごいなって思って、帰ってから涙が止まらなかった。
お友達のお家なのかな?
親戚のお家だったのかな?
きっとなんかのご縁があったのだろうな。
知らない人のことを思いなぜこんなに涙が出るのだろう。
おぢさんまた会う日まで。ななちゃんと遊んでくれてありがとう。
穏やかな日々を過ごせますようにお祈りいたします。
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